ホームページのリース商法とは?リース契約の危険性やデメリットについて解説

2021年12月8日 2021年12月30日

ホームページ制作を行っている会社の中にはリース契約で制作をしている会社もありますが、デメリットも多く危険な契約です。当記事ではなぜリース契約は危険なのかを解説します。

  1. リース契約とは
  2. そもそもホームページのリース契約はグレーゾーン
  3. クーリング・オフができない
  4. リース契約の場合ホームページのクオリティが低くなりがち
  5. リース契約のホームページは古いままになりがち
  6. ホームページのリース契約はトータルで割高になるケースが多い
  7. 制作会社が倒産するリスクがある
  8. ホームページのリース商法とは?まとめ

1.リース契約とは

リース契約とは

まずはリース契約について、リース契約の定義について確認します。

リース(lease)とは企業などが選択した機械設備などをリース会社が購入し、その企業に対してその物件を比較的長期にわたり賃貸する事を言います。

出典:公益社団法人リース事業協会

リースとは英語で賃貸借という意味があるように、機械や設備を長期間借りる契約のことを言います。

リースには支払終わって最終的に機材の所有権を得られるファイナンスリースと、借りるだけのオペレーティングリースという2種類があります。ファイナンスリースは最終的に所有権が得られる契約のためイメージとしては分割購入を想像して貰えればいいと思います。一方のオペレーティングリースはレンタルに近いサービスと考えることができます。

よく悪徳業者で問題となっているホームページのリース契約は、オペレーティングリースの場合です。つまりWebサイトそのものの所有権や文章・画像・動画、その他コンテンツの著作権がリース業者側にある契約です。

そのためリース期間が満了した場合はその設備を返却する必要があるため自社の所有物とはなりません。リース期間が満了し契約を継続しない場合には「自社のホームページは消滅する」ということであり、ここがトラブルになるケースが非常に多いのです。

2.そもそもホームページのリース契約はグレーゾーン

そもそもホームページのリース契約はグレーゾーン

そもそもホームページという無形なものでリース契約を結ぶことは法律的にはグレーゾーンと言えます。

本来のリース契約は、車やコピー機などの有形物の賃借に使われる契約です。そのためWebサイトという無形物をリース契約させるWebサイト業者は、CD-ROMやパソコンなどの有形物を抱き合わせて販売します。つまりWebサイト制作はおまけということです。

このことは中小企業庁からもリース契約に関して注意喚起がされております。中小企業庁:Webサイトソフトなどのリース契約はしっかり考えてから!悪質な事業者とのトラブルにならないよう注意しましょう。

起業したばかりの方がホームページを導入を検討しているときは、どうしても資金面の観点からも初期費用を抑えたいと考えます。そこに目をつけたのが初期制作費0円でリース契約を提案する業者ということです。

一見手軽にホームページを作ることができるように見えるかもしれませんが、前述の通りリース契約を熟知していない場合後々トラブルになり得る契約となります。

3.クーリング・オフができない

クーリング・オフができない

ホームページにおけるリース契約に関してはクーリング・オフ制度が適用できません。

クーリング・オフとは一定の期間内であれば無条件で契約を解除出来る制度のことを言いますが、一般消費者を対象とした制度であるため事業者には適用されません。もちろん個人事業主であっても事業者として契約をする場合はクーリング・オフは適用されません。

そのため一度契約をしてしまうと数年間は解約できず、途中解約をする場合は残存期間の料金を請求されてしまいます。

4.リース契約の場合ホームページのクオリティが低くなりがち

リース契約の場合ホームページのクオリティが低くなりがち

リース契約の業者でホームページを制作すると多くの場合でクオリティが低い誰でも作れるようなWebサイトが納品されるケースがあとを絶ちません。

リース契約を結んだ時点でホームページ制作業者は提携している信販会社から一括で契約年数分の金額が振り込まれます。 つまり業者としてはリース契約を結んだ瞬間にホームページ制作をしなくても代金が手に入ります。代金は既に回収をしているためその後手抜きをしても売上は変わらないのです。

リース契約を提案してくる業者が真面目にお客様のことを考えてホームページを制作することはほとんどないと言ってもいいでしょう。

5.リース契約のホームページは古いままになりがち

リース契約のホームページは古いままになりがち

リース契約の場合はホームページの保守、管理、更新などの納品後の対応を行わない業者も多いです。つまりホームページの文言修正やセキュリティ対策、システムのアップデートがされない古いままのホームページが生まれる可能性があるということです。

なぜならリース契約を締結した後はホームページの所有権が提携している信販会社に移転されるため、業者としてはうちは関係ありません、という態度を取ることも多いからです。

6.ホームページのリース契約はトータルで割高になるケースが多い

ホームページのリース契約はトータルで割高になるケースが多い

リース契約の場合トータルで掛かる費用は通常の制作と比べると高くなってしまうケースが多いです。

リース契約の場合契約上途中で解約することが不可能な場合が多く、解約をする場合は契約年数分(一般的には5年分)の金額が請求される場合が多いです。例えば月5万円でリース契約を結んでいる場合、1年で解約をする場合でも残り4年分の240万円を請求されるということです。

このように実際に計算をしてみると、リース契約の方がかえってトータルでのコストは割高になるということがわかります。

7.制作会社が倒産するリスクがある

制作会社が倒産するリスクがある

制作会社が倒産するリスクもあります。一般的なWebサイト制作会社も倒産のリスクはありますが、お客様のドメインの所有権は基本的にはお客様に帰属される場合が多いため、再度同じドメインでWebサイトを作ることができます。

一方リース契約の場合、お客様のドメインはホームページ業者やリース会社が所有するため業者の倒産と同時にドメインも使用できなくなります。

ドメインには価値があります。ホームページの運用をコツコツ行い、検索エンジンから評価されることで新たな集客に繋がりますが、ドメインを新たに取り直すことはそれまでの資産が一気に無くなるということになります。そのため制作会社の倒産リスクを考えてもドメインの所有権がないリース契約はオススメできません。

さらに制作会社が倒産をしてもリース契約の場合リース会社への支払い義務は残ります。この点も要注意です。

8.ホームページのリース商法とは?まとめ

ホームページのリース商法とは?まとめ

ホームページ制作におけるリース契約の危険性やデメリットをお伝えしました。さまざまなデメリットや危険性がありトラブルのもとでもあるリース契約は、 ホームページ導入においては余程のことがない限りは避けた方が無難です。制作費の支払い金額を小さくしたい場合はリース契約ではなく、制作費の分割払いに対応している業者を検討した方が良いでしょう。

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