ホームページのモバイル対応の必要性について

ホームページ(Webサイト)がスマートフォンなどのモバイル対応をしていないと、利便性の低下や検索順位の低下などの様々な悪影響が出てしまいます。当記事ではスマートフォン対応の重要性についてわかりやすく解説します。
- モバイル未対応時の問題点①利便性低下
- モバイル未対応時の問題点②スマホ利用者の急増
- モバイル未対応時の問題点③検索順位低下
- モバイル対応の基礎①MFIとは
- モバイル対応の基礎②重要なポイント
- Webサイトのモバイル対応とは?まとめ
1.モバイル未対応時の問題点①利便性低下

Webサイトがスマートフォンなどのモバイル端末からの閲覧に対応をしていない場合、当然ですがスマートフォンからの閲覧には適さなくなります。具体的には、文字や画像が小さく表示され閲覧もクリックもしにくくなるなどの利便性の低下が生じてしまいます。
スマートフォンが普及する以前のWebサイトはパソコンからの閲覧にのみ対応をできていればよかったのですが、スマートフォンが広く普及をした現在では両方に対応する必要があります。
2.モバイル未対応時の問題点②スマホ利用者の急増

また、若い世代を中心にスマートフォンからの情報収集は当たり前という環境になり、企業も社員にスマートフォンを貸与させるような環境になりました。
総務省のデータによるとインターネットの利用端末の種類の内訳ではパソコンからの閲覧よりも、スマートフォンからの閲覧のほうが大きいというデータが出ております。 総務省:インターネット利用端末の種類
スマートフォンからのインターネット利用が60%以上、パソコンからのインターネット利用がおよそ50%となっていますが、近年ではスマートフォンからのインターネット利用はさらに伸びていることが読み取れます。また、Google検索ではモバイル端末からの検索数がデスクトップからの検索を超えているというデータも出ています。
今後ますますスマートフォンなどのモバイル端末が普及することは容易に予想できるため、Webサイトのモバイル対応は必須と言えます。
3.モバイル未対応時の問題点③検索順位低下

Googleが検索で順位を決定する際にスマートフォンからの閲覧に対応をしているかということも評価対象になりました。
詳細はGoogleが2015年に発表をしたモバイルフレンドリーアップデートというもので、内容としては小さな画面でも読みやすい、タップやズームなどをしなくてもテキストが読みやすい、横スクロールが発生しないなどの要素をチェックし評価されるようになりました。 Google:モバイルフレンドリーアップデートを開始します
Googleが提唱しているスマートフォン対応というのはモバイル端末でもストレスなく使えるように対応をしなさいということです。Googleが公式で発表をしているように、今後はよりスマートフォンなどのもモバイル端末を意識したWebサイトを制作していかなければ、検索順位にも影響をするということになります。
4.モバイル対応の基礎①MFIとは

MFI(Mobile First Index モバイルファーストインデックス)とはGoogleがWebサイトを評価する際の基準のことを言います。
今までGoogleではパソコンのWebサイトの内容を基準に評価をしていました。しかしMFIが導入されてからは、スマートフォンなどのモバイル端末をベースにWebサイトの内容を評価をするように変わりました。
MFIに評価基準を変更した背景としてはスマートフォンユーザーが増えてきたからです。スマートフォンなどのモバイル環境でも問題なく使用出来ることをモバイルフレンドリーといい、今後はより一層スマートフォンなどのモバイルからの閲覧に適したMFIを意識したWebサイトを制作していくことが重要になります。
5.モバイル対応の基礎②重要なポイント

Webサイトをスマートフォン対応させる際の重要なポイントがいくつかあります。
まず大事なこととして、トップページだけ、もしくは一部のページだけをスマートフォン対応させれば解決というわけではないということです。一部のページだけをスマートフォン対応をしてもモバイル対応されていないページがあれば検索エンジンの評価は下がってしまいます。
閲覧しているユーザーの立場でも、一部のページだけモバイル対応されていないと使いにくい、もしくは手抜きだと感じてしまうためモバイル対応をする際にはWebサイトの全てを対応させるという考え方が重要になります。
技術的な視点では、画像や動画などを最適化しスマートフォンからの閲覧時に重くならないように調整することも重要です。画像・動画の最適化とはスマートフォンに適したサイズの画像にすることやファイルを圧縮し軽くすることを言います。
画像や動画を最適化することで、非Wifi環境下のスマートフォンからの閲覧でもスムーズに閲覧出来ます。読み込み時間が遅くなると検索エンジンの評価が下がってしまうため注意が必要です。また閲覧している方もストレスが溜まるため、モバイル対応ほどファイルサイズを意識した方がよいでしょう。
他にも、文字サイズの最適化(スマートフォンからの閲覧時に文字を拡大縮小しなくても自動で調整)や、テーブルレイアウトでは横スクロールを発生させないような調整なども重要になってきます。
6.Webサイトのモバイル対応とは?まとめ

Webサイトのスマートフォン対応の必要性と対応方法について解説しました。今後はスマートフォンなどのモバイルユーザーは加速度的に増えてくるため対応は必須と言えます。まだWebサイトがモバイルからの閲覧に適切に対応できていない場合は早急に対応をすることをおすすめします。