ホームページとWebサイトの違いとは?

何気なく使っているホームページとWebサイトという言葉ですがどのような違いがあるのか疑問に思っている方も多いと思います。当記事ではホームページとWebサイトの意味の違いについて解説していきます。
1.本来のホームページの意味とは

ホームページのhomeは拠点・出発点と訳すことができます。つまりホームページは、起点または出発点となるページという意味になります。
どこのページを起点・出発点にするかでホームページが指すページは変わってきますが、パソコンのブラウザを起点に考えた場合は、最初に表示されるページが「ホームページ」になります。つまりGoogle ChromeやSafariなどのブラウザを開いたときに一番最初に開かれる検索ページが本来の意味での「ホームページ」です。
そのため企業のコーポレートサイトを起点に考えた場合、ホームページという用語はコーポレートサイトのトップページのことを指すことが厳密な意味になります。
しかし、一般的にビジネスの場で使うホームページという用語は企業のコーポレートサイト全体のことを指すことが多いです。そのためビジネスの場でホームページという用語が出てきた場合は、本来の意味とは若干違いますが、会社のコーポレートサイト全体のことを指していると考えた方が認識の齟齬が起きにくいでしょう。
2.Webサイトとは

インターネット上のひとつひとつのページのことをWebページと呼びます。例えば製品紹介のページもWebページであり、会社概要や実績ページもWebページであり、お問い合わせページもWebページです。そして、これらの複数のWebページをひとつの集合体としたものをWebサイトと言います。
つまりWebサイトとはウェブ上で表示されるページのことを言います。Google ChromeやSafariなどのブラウザで開くことが出来るページは全てWebサイトです。例えばYouTube(https://www.youtube.com)もGoogle(https://www.google.com)も全てブラウザで閲覧することができるためWebサイトです。http〜もしくはhttps〜で始まるものはウェブサイトであると覚えてしまうとわかりやすいかもしれません。
一方で「Webサイト制作」という意味では、以下のようなサイトのことをWebサイトとして定義をすることが多いです。
- 会社のコーポレートサイト
- ランディングページ(LP)
- メディアサイト
- 製品のサービスサイト
- ECサイト(オンラインストア)
- 個人のブログ
そのため、Webサイトを作りたい = 会社のコーポレートサイトのことなのか・ランディングページのことなのか・ECサイトのことなのか etc… を明確にすることが大切です。
3.ホームページとWebサイトの言葉の使い分け方

Webサイトという用語はそれほど一般的ではない
それでは「ホームページ」と「Webサイト」はどのように使い分ければ良いのかということですが、日本では厳密に使い分けているケースはほとんどないためホームページでもWebサイトでもどちらを使っても良いでしょう。
ただし、「Webサイト」という用語はそれほど一般的な用語ではないと思います。Web制作会社やIT系の会社と話すときにはWebサイトという用語を使用しても問題はないと思いますが、他業種の人とコミュニケーションを取る際にはWebサイトと言っても正しく意味が伝わらない場合もあるため注意が必要です。
一般的にはホームページという用語を使用した方がスムーズ
そのため、Web系以外の業種の方と打ち合わせをする際には「ホームページ」という用語を仕様した方が意思疎通がスムーズになるケースも多いです。
大事なことは相手の立場や理解度を考慮した上で言葉を使い分けることです。特に制作会社は知らず知らずのうちに専門用語を使いがちなので、クライアントさんのことを考えた上で用語を使い分けることが大事であると言えます。
4.ホームページとWebサイトの違いとは?まとめ

以上がホームページとWebサイトの解説となります。 繰り返しますが実務上はホームページとWebサイトという用語に大きな違いはありません。相手に合わせて適切な用語を使い分けていくことを心がけましょう。